ひばりん村通信Vol:157 青森ヒバの不思議
青森ヒバにはいまだに解明されていないことがたくさんあります。中でもヒバの受精や交配についてはとても不思議な事実が隠されています。
ヒバが花粉のもとを作る体内作業を始めるのが、おおむね11月で、それから厳しい寒さの中、3~4ケ月と言う長い時間をかけて次の命の基礎造りを行うようです。
雪まだ深い厳寒期に開花し、淡い黄色い花粉を散らして交配する、期間は15日くらいで、桧などの25日間と比べるととても短い期間と言われていますが、それは青森ヒバが、悪条件の中で少しでも、良い環境の時を逃がさず短期間で性の営みを完了させる為と考えられています。
受精した雌花は、球果となり、10月頃に種子は、地面に落ち翌年春、稚樹が誕生します。
陽が入らない森の中で稚樹は成長しないまま、じっと生きつずけるのです。
このような現象は他の植物にはなく、青森ヒバだけが持つ習性で、まれにヒバは何十年もの間、稚樹のまま生息して環境が好転するのを待っていると言う、不思議な植物なのです。
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